Netflixは、新規加入者増加において記録的な四半期を終え、再び3億人の加入者マイルストーンを超えました。これを記念して、同社は米国、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンにおけるほとんどのプランの価格を再度引き上げることを発表しました。
Netflixは2024年通期決算報告書で、有料加入者数が3億200万人で会計年度を終えたことを明らかにしました—第4四半期に1900万人の四半期記録を追加し、通年で4100万人の年間記録を達成しました。これはNetflixが加入者数を報告する最後の四半期となりますが、同社は「有料会員のマイルストーンを達成次第、今後も発表し続ける」と述べました。
しかし、これらの新記録とともに、株主への手紙に小さな脚注が挟まれていました。Netflixは価格を再び引き上げており、前回の2023年の値上げからわずか1年余りです。同社は2022年にも価格を引き上げており、平均して2014年の最初の調整以来、年間約1ドルから2ドルずつ価格を上げています。
同社は株主への手紙で、「コンテンツへの投資を続け、会員にさらなる価値を提供するため、Netflix体験を向上させるために再投資できるよう、時折、会員に少し高い料金を支払ってもらうことになります」と説明しました。「そのために、本日、米国、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンにおけるほとんどのプランの価格を調整します—この変更は、2024年10月に提供した2025年の業績見通しに既に反映されています。」
注目すべきは、この手紙には具体的な価格変更が明記されていなかったことです。ウォール・ストリート・ジャーナルとブルームバーグの報道によると、広告付きプランは月額6.99ドルから7.99ドルに、標準広告なしプランは15.49ドルから17.99ドルに、プレミアムプランは22.99ドルから24.99ドルに引き上げられます。
同社はまた、新しい「広告付き追加メンバー」プランを導入しました。ブルームバーグとWSJの報道によると、これは広告付きプランのユーザーが追加料金を支払って世帯外の誰かを追加できるようにするものです。以前は、追加メンバーは標準またはプレミアムプランでのみ利用可能でした。
全体として、Netflixの四半期売上高は前年比16％増の102億ドルに達し、年間売上高は同じ割合で390億ドルに上昇しました。同社は2025年の前年比成長率を12％から14％の間と予測しています。
