MiHoYoは、モンスター収集ゲームプレイを特徴とすると思われる新たな「崩壊」シリーズのタイトルのティーザーを公開した。このトレーラーが明らかにした内容と、これが噂の『Honkai Nexus Anima』プロジェクトである可能性について探る。
新たな崩壊シリーズゲームが明らかに
可能性を秘めたモンスターバトラー体験
5月4日に行われた『崩壊：スターレイル』コンサートのライブ配信で、miHoYoは「崩壊」ユニバースのキャラクターたちがクリーチャーを指揮して戦う様子を披露した。20秒間のプレビューでは、『崩壊3rd』のキアナと『スターレイル』のブレイドがモンスターを指揮して戦う様子が映し出され、ポケモン風のゲームシステムの可能性について憶測を呼んでいる。
この短い映像からは、モンスター収集型バトラーやオートチェス系ストラテジーゲームに似たメカニクスが示唆されている。この方向性は前例のないものではない。『原神』と『崩壊：スターレイル』は以前から、プレイヤーに好評だったクリーチャーを中心としたゲームプレイ要素を実験的に導入してきたからだ。
『原神』では、住居システム「塵歌壺」にモンスター捕獲メカニクスを導入し、クリーチャーバトルを特徴とするイベント「奇抜なキノコン大騒動」を開催した。同様に、『崩壊：スターレイル』のイベント「エーテル戦争」では、ポケモンの核心的なゲームループを彷彿とさせるターン制のモンスター戦闘が実装された。
ティーザーの終盤では、『スターレイル』のアベンチュリンなどと思われるお馴染みのキャラクターたちのシルエットが登場し、崩壊マルチバースを跨いだクロスオーバー体験がほのめかされている。公式には「全く新しい崩壊シリーズゲーム」と説明されているが、『原神』のキャラクターが将来的に参戦する可能性についてファンが推測している。
これは『Honkai Nexus Anima』なのか？
miHoYoが最近出願した「Honkai Nexus Anima」の商標のタイミングが、多くの人々にこの謎のプロジェクトとの関連性を連想させている。商標自体から具体的な情報はほとんど得られないが、開発元HoYoVerseによる以前の求人情報は、このようなタイトルのための基盤作りを示唆している。
2024年9月の求人情報では、ちびキャラ風ライフシミュレーションや「幻想の精霊パートナー」の開発について言及されており、ティーザーで見られたクリーチャー収集のテーマと一致している。これらの関連性から、『Honkai Nexus Anima』がmiHoYoのモンスター育成ゲームプレイへの参入作であるかもしれないという推測が強まっている。
興味深いティーザーにもかかわらず、確定的な詳細は依然として乏しい。ゲーミングコミュニティでは、これが『Honkai Nexus Anima』なのか、全く別のプロジェクトなのかについて議論が続いている。革新的なタイトルを生み出してきたmiHoYoの実績を考えると、プレイヤーたちはこのモンスターバトラージャンルにおける新鮮な試みについての正式な発表を待ち望んでいる。
